オムロン、「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2019」に出展

オムロン、「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2019」に出展－信号線だけでなく電源線や電池も不要な産業機器用ワイヤレス近接センサー、無線給電のビームフォーミング技術を展示－

2019年05月28日
オムロン株式会社

オムロン株式会社は、2019年5月29日から31日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される無線通信技術関連の国内最大級の展示会「ワイヤレス・テクノロジー・パーク（WTP）2019」に出展します。

今回の出展では、信号線だけではなく電源線や電池も不要な、工場など製造現場の産業機器用ワイヤレス近接センサーと、無線給電のビームフォーミング技術をデモ展示します。
IoTの普及に伴い、工場内への産業機器用センサー導入は今後加速度的に広がる見込みです。有線接続のセンサーでは、断線や故障時の交換などによって発生する生産停止時間の長さ、一度設置した製造ラインを変更する困難さなどが課題となっており、センサーのワイヤレス化が求められています。しかし、ワイヤレス化にあたっては、安定した通信品質の確保が課題となっていました。

今回展示する技術は、複数の産業機器用ワイヤレス近接センサーに安定して無線給電する技術です。当社が長年培ってきたRFID技術を応用し、給電通信機の複数のアンテナを制御することで複数のセンサーに対する安定給電を実現しました。センサーの設置位置に応じて電波を個別制御して給電することで、センサーの設置場所を変更しても最適な給電・通信が可能となります。
これにより、断線の心配や配線設計・設置の煩雑さを解消し、工場における設備の稼働率向上やフレキシブルな製造ライン設置に貢献します。

＜ビームフォーミング技術＞