梅上 大勝Hirokatsu Umegami
技術・知財本部 エネルギーマネジメント2グループ
総合理工学研究科 博士課程修了 / 2025年入社(キャリア入社)
技術・知財本部 エネルギーマネジメント2グループ
総合理工学研究科 博士課程修了 / 2025年入社(キャリア入社)
My Career
前職で約10年間、主に車載向けパワーモジュールの開発に従事。チームリーダーとして評価環境の構築から要素技術の開発まで幅広く担当。さらなる成長と柔軟な働き方を求めて転職を決意。磨き続けた知見を活かし、パワーコンディショナの開発にまい進している。
ー オムロンを知ったきっかけ・入社した理由
学生時代からパワーエレクトロニクスの研究を行っていた私は、その知識を活かして前職でパワーモジュールの開発に携わっていました。チームリーダーとしてマネジメント業務も手掛けながら多忙な毎日を送っていたのですが、いつしかパワーモジュールそのものの開発や評価の追究にとどまる業務に物足りなさを感じるようになりました。より広い視点から、将来的なキャリアアップも踏まえてモジュールのさまざまな製品への応用展開につながる開発に挑戦したいという想いがあったのです。ちょうどその頃、親の介護が必要になり、働き方を見直すことを意識し始めました。そんな中で知ったのが、オムロンがパワーエレクトロニクス事業を強化するというニュース。さらに、オムロンで働く知人から「専門性を活かした挑戦ができる」、「柔軟な働き方ができる制度が整っている」と聞き、リファラル採用で入社を決意しました。
ー 現在の仕事内容
現在は、太陽光発電に欠かせないパワーコンディショナの開発を担当しています。この製品は、発電量の調整機能をはじめ、屋内にある家電製品への使用や電力会社への売電を可能にする電気の変換機能をもつ重要な機器です。エアコンの室外機や室内機のように一般家庭の敷地内にも設置できるように、小型・軽量にする必要があり、特に室内設置の場合には静音性などへの配慮も必要です。これらの性能・機能を支えるのが、電気の流れを制御するパワーデバイスの駆動技術。入社してまだ日が浅いものの私はその技術の要素開発を推進するリーダーを任され、チームメンバーと共に日々議論を重ねながら取り組んでいます。
ー 仕事のやりがいについて
前職では長期的な研究開発が中心でしたが、オムロンでは商品化を見据えた技術開発に取り組んでいます。開発納期が明確に設定されているため、スピード感をもった進め方に対応できるよう、意識を大きく変えているところです。開発プロセスや設備環境など、前職との違いに戸惑うこともありますが、周りの社員やチームメンバーの厚い協力を得ながら着実に理解を深めています。特に、やりがいを感じるのは自分がずっとやりたいと思っていた、パワーモジュールを使ってどんなことができるのか、応用展開の方向性まで決められること。さらに、メンバーとの接し方や関わり方に工夫を凝らしながら開発を進めることができる点や、製品納期の見通しが立ったときには、満足感が得られます。こうした経験を通じて、自分の成長を実感しながら充実した日々を送っています。
今後、チャレンジしたいこと
前職では、既存技術をベースにしたフォアキャスト型の開発が中心でしたが、オムロンでは実現したい未来像を描き、そこから必要な技術を逆算するバックキャストの視点を大切にしています。私もその考え方を身につけるため、政策や市場動向、技術トレンドなど幅広い視野を持ち、社会的課題の解決に貢献できる技術を追求していきたいと考えています。これまで培った経験をベースに、オムロンでの業務を通じて専門性を一層高め、パワーコンディショナの可能性を拡げる道筋を描ける専門職を目指します。2025年10月には「パワーエレクトロニクスセンタ」※が新設される予定であり、パワエレ事業に注力するこのタイミングで、新たな価値を創出するフェーズに一員として参画できることに、ワクワクしています。未来志向の開発に挑戦しながら、自分自身のキャリアアップと社会への価値提供を両立させたい――それが今の目標です。
※詳細はこちら:オムロン 研究開発拠点を新設し パワーエレクトロニクスに注力
前日業務の進捗と情報を共有し、その日のタスクを整理。
実験結果の精査や整理を行う。
他部署との連携タスクについて進捗確認と方針の整合。
会社の食堂で同僚と一緒に昼食をとる。
報告資料の作成や課題への対策案を検討。
事業部との間で進捗確認やスケジュール調整を行う。
業務を終了し、帰宅の途へつく。
プライベートは夫婦で過ごす時間を大切にしています。ジムに行ってペアトレーニングで汗を流したり、お気に入りの喫茶店で自宅の家具や模様替えなどについて話し合ったりしながらリラックスしています。