兒島 清志朗Seishiro Kojima
技術・知財本部 アドバンストテクノロジーセンタ
アドバンストテクノロジー開発部 センシング1グループ
工学研究科・電気工学専攻 博士課程修了 / 2021年入社
技術・知財本部 アドバンストテクノロジーセンタ
アドバンストテクノロジー開発部 センシング1グループ
工学研究科・電気工学専攻 博士課程修了 / 2021年入社
My Career
大学院の博士課程を経てオムロンに入社し、光センサーの開発に従事。大学での研究活動を通じて培ってきた高周波回路の知識、課題分析や解決策の創出を主体的に行うスキルと経験を活かし、自身にとって新たな技術領域においても視野の拡大やキャリアアップにつながっていることを実感しながら業務にあたっている。
ー オムロンを知ったきっかけ・入社した理由
大学院の博士課程へ進み、要素技術の研究を行う中で社会に役立つ製品やシステムをつくりたいと思うようになり、メーカーへの就職を希望しました。大学院で研究していた無線給電にオムロンが取り組んでいることを参加した学会で知り、オムロンに興味を持ちました。オムロンについて詳しく調べると、私たちの生活に身近な自動改札機や自動券売機を開発している企業であること、ヘルスケアや制御機器、電子部品、社会システムそれぞれの事業を通じた社会的課題の解決を理念に掲げていることがわかりました。この会社なら、学んだ知識を社会に還元したいという自分の思いが叶い、研究開発でさまざまな事業に貢献できる機会があると感じ、入社を決めました。
ー 現在の仕事内容
入社4年目を迎えた現在、従来のセンサーでは達成できないような広い範囲を高精度に計測する光センサーの開発に取り組んでいます。この仕事には開発テーマの立ち上げから携わっています。事業部が保有するお客さまの困りごとやニーズ情報を元に、論文や特許などの調査と技術検証を通じて最適なセンシング手法を選定し、開発の方向性を決定しました。今は光センサーの光源や処理回路に関する技術開発の主担当を務めており、大学院博士過程で身に付けた高周波回路の知識や課題の原因究明・解決に向けた論理的思考力と主体的行動力をフルに発揮しながら、オムロン独自のセンシング技術の構築を目指して日々研究開発に取り組んでいます。
ー 仕事のやりがいについて
開発した技術を製品として社会に還元できることがオムロンで働く上でのやりがいの一つです。現在の部門にはさまざまな事業で使われているセンサーの研究開発を手掛けた先輩社員が身近にいるため、技術が製品になり社会で使われている実例を知ることができてとても刺激を受けています。また、私はオムロンが顧客ニーズに即した研究開発を重視していると常々感じており、具体的にどのような場面で活用される技術なのかをイメージしやすい点がモチベーションにつながっています。開発目標の達成に向けて技術者それぞれに重要なタスクが割り当てられますが、その課題をどのように解決していくかは個人の裁量に任せられている部分も多く、大いにやりがいを感じています。
今後、チャレンジしたいこと
現在取り組んでいる光センサーの研究開発にはまだ多くの解決すべき課題があります。それらを乗り越えて独自の技術を構築し、従来のセンサーにはない価値を提供する製品を世に送り出すことが今の目標です。将来的には大学院時代に力を注いだ電波領域と、入社以来取り組んでいる光領域を両軸として研究開発の知識と経験を積み重ねていき、自分ならではの強みを活かして社会的課題の解決に貢献する新しいセンシング技術を創出したいと考えています。
1日のスケジュールの確認と、To Doリストの整理。
チームリーダーへ進捗状況を報告し、計画のすり合わせ。
技術調査や実験準備、部材の手配など。
会社の食堂で同期や先輩社員と昼食。
実験の実施と、測定データの解析。
実験や解析結果を資料にまとめ、翌日のタスクをスケジューリング。
休日は趣味にしているギターの練習や菓子作りをしたり、友人と一緒に登山に行ったりしてリフレッシュしています。また、同期の仲間と社内制度を使って、経営や経済など各メンバーが興味のあるテーマを元にした勉強会も実施しています。同期と雑談しながら仕事とは離れた話題に触れることできるので、学びながらも気分転換できる場になっています。