地球上の人々の安全・安心な暮らしを守る。
センシング技術で、高精度な気象情報サービスに貢献
私たちが日常的に参考にし、信頼する天気予報。高精度な気象予測による自然災害のリスク低減に向けて、オムロンはそのセンシング技術で貢献し、顧客との「共創」で社会的課題の解決に取り組んでいる。
自然災害へのレジリエンス強化に欠かせない
「気象情報サービス」
近年、地球温暖化の影響で自然災害が多発しており、社会への影響も深刻化している。天気予報などの気象情報サービスが高精度であることは、個人や企業の気象リスク回避の観点から非常に重要だ。
こうした自然災害へのレジリエンス強化という社会的課題に対し、オムロンの電子部品事業(DMS)では、2017年から世界最大級の民間気象情報会社であるウェザーニューズ社とともに挑んでいる。ウェザーニューズ社は、観測データやアプリユーザーからの天気・体感報告を独自の予測モデルに反映して予報することで予報精度No.1を実現し、高精度かつ高解像度な予測データをもとに、気象リスク回避につながる情報サービスを提供している。オムロンは、さまざまなエリアに設置可能な気象センサーを提供することで、従来よりも詳細な気象観測データを収集し、ウェザーニューズ社の気象予測精度向上をサポートしている。

オムロンのセンシング技術を活かし、
予測精度向上を実現
気象センサは、温度・湿度・気圧などさまざまなセンシングデバイスと独自のアルゴリズム・通信技術を組み合わせ、モジュール化した商品だ。そこに活かされているのは、オムロンが長年に渡り培ってきたセンシング技術、そして「共創」だ。社会的課題の解決という想いを共通の軸としながら、ソリューションを提案しながらともに最良なものを作りあげていく——そうした電子部品事業(DMS)における、お客様とともに開発を進めるスキームと、オムロンが世界に誇る確かなセンシング技術の合わせ技が、新たな価値を社会に創出する鍵となった。
オムロンの営業・開発・生産、そしてウェザーニューズ社が一体となったコンカレント活動で、開発プロセスの効率化・短縮化を実現し、ハードウェア技術を持つオムロンと、気象予測システムや対応策サービスなどソフトウェア開発・提供ノウハウを持つウェザーニューズ社の技術や知見の融合が、気象予測精度向上をもたらした。
「技術」×「共創」が、社会的課題を解決する
電子部品事業(DMS)は、「我々のデバイスとモジュールで顧客の価値を創造し、地球上の人と社会に貢献する」ことをミッションに、これまでも人々の安心・安全で豊かな暮らしを支えるために、さまざまな製品の目や耳になるセンサーなどのデバイスを提供してきた。電子部品の開発というと一般的には開発に没頭するイメージが強いが、オムロンの電子部品事業(DMS)では仮説検証を繰り返しながら、お客様とともに社会的課題解決に挑む体制を強みとしている。
今回の気象センサの開発において、新しいセンシング技術の応用に苦労することもあったものの、PDCAサイクルを回しながら、お客様とディスカッションを重ねながら困難を乗り越えた。ゴールに近づき、サービスとして実現したときの達成感は、開発チームを成長させ、更なる挑戦への原動力となっている。
電子部品事業(DMS)では、今後もウェザーニューズ社をはじめとする連携により、高効率なエネルギー運用や自然災害へのレジリエンス強化に向けたソリューションを提供し、新たな価値創造に取り組む準備を進めている。
地球上の人々の安全・安心な暮らしを守るサービスを生み出すために、今後もオムロンのセンシング技術を応用しながら、新たな「共創」に挑み続ける。

オムロン開発メンバー 一同(左から:アンキット、キャリー、小島、中條)
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プロジェクトストーリー

「ニューノーマル」な暮らしを支える。
非接触ハイブリッドエレベータースイッチを生んだ共創
コロナ禍により社会的なニーズの高まる、「非接触」。電子部品事業は、人が直接モノに触れることなく操作できるセンシング技術を通じ、パートナー企業との連携のもと、ニューノーマル時代の暮らしを支えている。

地球上の人々の安全・安心な暮らしを守る。
センシング技術で、高精度な気象情報サービスに貢献
近年、地球温暖化の影響で自然災害が多発している。電子部品事業では、高精度な気象予測による自然災害のリスク低減に向けて、センシング技術で貢献し、顧客との「共創」で社会的課題の解決に取り組んでいる。