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葛藤を乗り越えるプロセスこそ「挑戦」。
「meemo(ミーモ)」で挑む地域創生への想い。


高齢化が加速する、日本。特に地方都市は、人口減少に伴う多くの問題に直面している。交通分野もそのひとつで、利用者減少や交通事業者の担い手不足により、今後バスや電車などの交通サービスの維持や確保がより困難になることが予想されている。こうした社会的課題に対し、「共助」をテーマに取り組むオムロン社員がいる。オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(以下OSS)の横田さんだ。彼女が開発したのは、地域共助型生活交通サービス「meemo(ミーモ)」。平坦ではなかった道のりを支えたのは、入社前のある出来事をきっかけに、胸に抱き続けた地域創生への揺るぎない想いだった。

原点は被災地で感じた後悔
「何ができるか」でOSSを選んだ

「meemo(ミーモ)」は、OSSが開発した日本初の共生型MaaSアプリにより、移動したい人と送迎可能な人をマッチングするサービスだ。OSSと包括連携協定を結ぶ京都府舞鶴市における2年間の実証実験を経て、2022年6月1日より提供を開始している。「meemo(ミーモ)」がめざすのは、まさに地域創生。「もっと動いて、もっと会おう」をキャッチフレーズに、地方都市のドライバー不足を解消して住民の移動手段を確保し、共生の仕組みをつくることをめざしている。

移動のマッチングを実現した日本初のMaaSアプリmeemoのサービスイメージ

移動のマッチングを実現した日本初のMaaSアプリmeemoのサービスイメージ

そんな画期的サービスの原点は、実は10年前の宮城県南三陸町にある。
2011年、当時学生だった横田さんは、東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた南三陸町を訪れ、復興過程における住民の課題についてフィールドワークを行っていた。そのときのある経験が、彼女の将来を決める決定的な転機となった。
「南三陸町では、震災でコミュニティが崩壊し、高齢者が買い物に行けない状況にもなっていました。こうした課題を住民の方と共有するために報告会を開いたものの、『具体的な解決策を持ってきてほしい』と厳しい意見をいただきました。
思い出すといまでも悔しい気持ちが蘇る、と話す横田さん。この出来事が忘れられず、本当の意味で地方都市の課題に貢献する「地域創生」の在り方を探るなかで、OSSと出会った。
「入社後にテーマを見つけたわけではなく、2011年に感じた不甲斐なさへの“リベンジ”をするために、オムロンのOSSを強く希望して入社しました。社会的課題を解決する企業であり、具体的なソリューションを提供できる、それが志望動機の全てだったんです」。

キーワードは“お互いさま”
交通分野の困りごとを解決

オムロンでは「SF2030(Shaping the Future 2030 )」において、人が活きるオートメーションでソーシャルニーズを創造し続けることをめざしている。では、2030年の地方都市をいきいきとした姿へと創生するために必要なものとは何か。模索するなかで、横田さんはそのキーワードを「共助」=“お互いさま”として捉え、特に交通分野に注目するようになった。

キーワードは“お互いさま”交通分野の困りごとを解決

「生産年齢人口の減少で自治体の予算は減り、供給バランスが崩れています。そこで地方のさまざまな遊休資産をマッチングさせるプラットフォームができれば、社会の仕組みを変えられるのではと考えました。その第一歩として思いついたのが、地方における困りごとの代表格である交通に関する助け合いサービスです。スキマ時間がある住民ドライバーと移動したい人をアプリでマッチングする、配車サービスのイメージで構想を進めました」。
このサービスが実現すれば、「困っている人」と「助けたい人」をつなぐ「共助」の仕組みづくりにより、持続可能な地方都市の創生に寄与できる——。そうした想いで挑んだものの、壁にも当たった。

「当時は配車サービスが日本に上陸したばかりの頃で、タクシー業界団体がライドシェア自体に反対を表明していた時期。自治体や交通事業者、住民の皆さんから、当初は予想以上に受け入れてもらえませんでした。ソーシャルニーズを創造するためには、こうした壁にぶつかるのも必要なんだと納得もしつつも、自分を見失いかけたこともあります」。

挑戦とは自己と向き合うこと
いつか東北にmeemoを広げたい

プロジェクトにかかわる全ての人を巻き込むためにどうすれば良いか——自問自答を続ける横田さんが行ったユニークな対策は、「主語を見直すこと」。
「悩んだり壁に当たったりすると、どうしても組織や会社など主語が大きくなりがちです。そこでまず、そもそも“私”という主体はどうしたいのか、という原点に立ち返ることにしたんです。そこから、主語を“私たち”に広げ、『全員で住民の足を守り続ける』という共通目的のもとに団結することができました」。

プロジェクトの主語を変えることで全員のベクトルがそろった

プロジェクトの主語を変えることで全員のベクトルがそろった

危機乗り越え、舞鶴市での本格導入が決まった「meemo(ミーモ)」。苦労もあった日々を振り返りながら、横田さんはこう語る。
「オムロン企業理念にある『絶えざるチャレンジ』とは、失敗への恐れや葛藤を認め、向き合うプロセスも含めてのものなのだと改めて実感しました。そして、ソーシャルニーズの創造には、 “私”という主体が不可欠です。オムロンの根底にあるベンチャー精神の秘訣は、ここにあるのかもしれません」。

大きな目標をひとつ達成した横田さんだが、夢はまだ終わらない。理想の未来を思い描くときいつも思い出すのは、あの東北の風景だ。
「無事に舞鶴市で『meemo(ミーモ)』が始まったいま、改めてこのサービスを南三陸町に持っていきたいと思っています。経験と学びを糧に、引き続き共助で社会の仕組みを変えるという強い想いのもと、ソーシャルグッドを生み出し、笑顔を増やしていきたいです」。
社会全体の豊かさと、自分らしさの追求が両立する社会を実現するために。横田さんの、そしてオムロンの挑戦の旅は続く。 

挑戦とは自己と向き合うこといつか東北にmeemoを広げたい

右:OSS 熊本さん/中:OSS 横田さん/左:舞鶴市役所職員 本村さん

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