CorporateJapan

RECRUITING INFORMATION
新卒採用 MY
PAGE
2026
MY
PAGE
2025
キャリア採用 障がい者採用 事業別
採用サイト
D&I

誰もが安心・安全・快適に移動できる社会を。
自動改札機ビッグデータ活用による「Station Log」


私たちの生活に欠かせない交通インフラである、鉄道。オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(OSS)では、改札機ビッグデータを活用し、鉄道の経営課題解決を支援する「Station Log」の開発に挑んだ。

鉄道事業者の「高固定費構造」を解決する鍵は、
データ活用

鉄道の利用は朝のラッシュ時に偏っており、そのピークに合わせて車両、自動改札機や券売機などの設備投資や要員計画が行われているため、固定費が高額になることが事業者を悩ませてきた。
さらに、新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの企業でリモートワークが導入されたことや外出を控える傾向が進んだことから、鉄道の乗車率は大きく低下し、現状でも8割程度に留まる。こうした事業環境の変化も相まって、高固定費構造の解決は、鉄道事業者にとって喫緊の課題となっている。
これに対し、鉄道事業者は駅の無人化や特急の増発、駅ビル開発や沿線住宅開発など、さまざまな施策を行ってきた。それらの施策の効果を判断するためには、「データ」の活用が鍵になる。鉄道会社の経営は、乗降人数や沿線人口、列車の運行本数や駅員の人数など、データによりストレートに評価できるからだ。

画期的サービスを生んだ、
半世紀に渡る「自動改札機」の実績

この課題解決に向けて誕生したのが、自動改札機のビッグデータを活用し、鉄道の経営課題解決を支援する「Station Log」だ。自動改札機で取得できるデータは、東京の大手鉄道事業者一社で1日200万件にも及ぶ。このデータを取得し、乗客の移動情報をダイヤの情報と組み合わせることで、オフピーク施策などを実施した際に、施策が有効であったか、期待した効果が得られたかを評価することが可能になる。事業者は「Station Log」のプラットフォームにログインすることで、各データを閲覧することが可能だ。
このサービスが生まれた背景には、オムロンと自動改札機の半世紀に渡る歴史があった。
オムロンは1967年には世界初の無人駅システムを実現し、現在では自動改札機を含む駅務機器の国内シェア約50%を誇る。この実績があるからこそ、日本全国での大規模なデータ取得が可能となった。ハードウェアを用いず、「データ」のみで列車単位の混雑度を把握できる独自サービスは、これまでの歴史と実績の結晶と言える。

画期的サービスを生んだ、半世紀に渡る「自動改札機」の実績

お客様の声を励みに。
鉄道の経営課題解決をサポートしたい

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(OSS)では、より良い社会の実現をめざし、一貫して社会インフラを支えるシステムを構築してきた。今回の鉄道ドメインにおける新規事業開発では、壁に当たることもあったが、そこで開発メンバーの熱量となったものこそ、鉄道事業者の安定した経営を実現し、誰もが安心・安全・快適に移動できる社会に貢献したいとの想いだった。
お客様からニーズをヒアリングしてトライ&エラー&トライを繰り返しながら、2021年のプロジェクトスタートから約半年後にサービスを完成させた。お客様から「感動した」と声をかけられる瞬間が、大きな達成感と今後へのモチベーションとなっている。

鉄道事業者の経営課題を解決することは、安定した経営のみならず、現場での働く人を煩雑な業務から解放することでの「働きがい」の創出や、サービスレベルの向上による移動ストレスゼロ社会の実現にもつながる。オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(OSS)では、これまでの実績を土台としながら、今後もさまざまな新規事業への挑戦を通じ、暮らしをよりよいものへと変えていくサービスを実現していく。

背景固定画像3