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再エネ普及を支え、地域のレジリエンスを強化。
新たなエネルギーソリューション「V2X」


近年、電気自動車への転換が加速している。オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(OSS)では、電気自動車を蓄電池として扱う「V2X」をはじめ、電気自動車向けエネルギーソリューション事業に新規参入し、カーボンニュートラルへの実現や地域社会のレジリエンス強化に向けた更なる貢献をめざしている。

再生可能エネルギー発電による停電リスクという課題

温室効果ガスの排出量増加に伴い地球温暖化が加速し、自然災害が頻発化するなど私たちの暮らしはさまざまな環境の変化に直面している。再生可能エネルギーの普及は喫緊の課題であり、「カーボンニュートラル」実現の鍵である。しかし、現状では課題も残されている。これまで火力発電が主力だったものが、再生可能エネルギーによる発電に代わることで、停電リスクを抱えることになるのだ。
例えば太陽光発電では、昼間の日照時間は発電するが、天候の悪い日や夜には発電しない。その一方で、私たちの社会において電力を晴れた昼間だけに消費し、雨の日や夜間に消費しないなど、消費量を恣意的にコントロールすることはほぼ不可能だ。ここで停電などのリスクを防ぐためには、電力を消費する需要家=各家庭や自治体、商業施設や企業などが、蓄電池を用いて電力量を制御するローカル制御が重要になる。

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電気自動車を蓄電池として扱う「V2X」で、
ローカル制御に貢献

こうした社会的課題を解決するために、オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(OSS)では、これまで太陽光発電システム・蓄電池システム事業で培った制御技術を活かし、2023年度より新たに「V2X」システムをスタートする。
「V2X」は、「Vehicle to X」——つまり電気自動車と「何か(X)」との接続や相互連携を総称する技術を意味する。普及の進む電気自動車を蓄電池として扱い、家や建物などに給電できるようにすることで、最適なローカル制御に貢献することに加え、自然災害時の非常電源として地域のレジリエンス強化にも寄与する。
「V2X」は太陽光発電システムや蓄電池システムの新設や既設・設置の有無を問わないほか、小型・軽量を追求し、高い設置自由度を実現することで、狭小地や積雪地域など、多様な環境への導入が可能となっている。

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共感の広がりが、画期的サービスを生んだ

また、2022年度にスタートした「分散充電制御サービス」では、施設内の電力需要を把握した上で、充電量を抑制しつつ、翌日始業時刻までに分散して充電することで、電気自動車への一斉充電による電力ピークの発生と契約電力高騰のリスクを防ぐ。
これらを実現させたのは、カーボンニュートラルや地域社会のレジリエンス強化への強い想いだった。ファイナンス会社、カーメーカー、エネルギー会社、ベンチャー企業など、多くのパートナー企業と議論を重ね、想いへの共感が広がったことが、「V2X」の完成につながった。

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(OSS)では、太陽光発電事業、蓄電池システム事業に続く「第三の柱」として、今後も電気自動車を軸としたさまざまなエネルギーソリューションの提供を加速させていく。
カーボンニュートラルの実現に向けた新たなチャレンジは始まったばかりだ。

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