吉田 成朗が「2025年度 情報処理技術研究開発賞」を受賞

(左)情報処理学会 会長 萩谷 昌己 氏 (右) OSX Principal Investigator 吉田 成朗
一般社団法人 情報処理学会が主催する「2025年度 情報処理技術研究開発賞」を、弊社Principal Investigatorの吉田 成朗が受賞しました。
受賞概要
| 受賞名 | 2025年度 情報処理技術研究開発賞 |
| 受賞者 |
オムロン サイニックエックス株式会社 Principal Investigator 吉田 成朗 |
| 主催 | 一般社団法人 情報処理学会 |
| 受賞理由 | 人の身体性に基づく知覚・認知の仕組みを土台とした独創的なインタラクション研究を推進し、その国際的な成果と社会への還元活動が高く評価されたため。 |
本賞は、情報処理分野において国際的に顕著な研究開発の成果をあげ、今後さらなる活躍が期待される企業所属の若手研究者を表彰するものです。研究の独創性、国際的な評価、そして将来性が総合的に審査されます。
受賞の対象となった研究
吉田は、人の身体性に根ざした知覚・認知の仕組みを基盤に、人とコンピューター、人とロボットの新しい関係性を探るインタラクション研究に取り組んできました。研究は、大きく次の3つの柱で構成されています。
1つ目は、擬似的な身体反応を通じて人の感情や意思決定に働きかけるインタラクションです。2つ目は、人と自律機械が身体のレベルで協調する「身体融合」の実現です。3つ目は、AIを介して人と人との社会的なやりとりを促進するインタラクションです。
代表的な成果として、表情を変形させたフィードバックによる感情誘発や、複数のロボットを自分の身体の一部として扱う「身体化群ロボット(Swarm Body)」などがあり、人とテクノロジーの関係を捉え直す研究を発表しています。
これらの成果は、ヒューマン・コンピューター・インタラクション分野を代表する国際会議であるACM CHI、UIST、CSCWなどのトップカンファレンスにおいて継続的に採択されています。
受賞に至った背景
情報処理学会による推薦理由は、以下のとおりです。 吉田氏は、人の身体性に根ざした知覚・認知の仕組みを基盤に、擬似的な身体反応による感情誘発・意思決定の変容、自律機械との身体融合、AIを介した社会的相互作用の促進という三つの柱からなるインタラクション研究を一貫して推進している。その成果が、ACM CHI・UIST・CSCWといった最難関の国際会議に継続的に採択され、31件の受賞や1,000件を超える論文引用が示すとおり、国内外で高く評価されていること。さらに、常設展示や国際的なメディアアートフェスティバルへの出展を通じて、研究成果を広く社会に還元してきたことが受賞に至った背景となります。
吉田 成朗 コメント
このたびは、栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。これまで研究を続けてこられたのは、指導教員や共同研究者の皆さま、そして多くの関係者の方々に支えていただいたおかげであり、この受賞は皆さまとともに得た成果だと感じています。今後も、人とAI・ロボットがより自然に関わり合える未来を目指し、身体性に基づくインタラクション研究をさらに発展させ、社会に新たな価値を提供できるよう挑戦を続けてまいります。
吉田 成朗の経歴についてはこちらOSXでは、今後も大学や社外研究機関との共同研究、インターンシップの採用などを通して、技術革新による価値創出に取り組み、オープンイノベーションによる共創を進めてまいります。