健康経営
Health Management
トップメッセージ
当社はオムロングループの健康経営を牽引する会社として、社員一人ひとりの健康保持・増進に努めます。また、グループの全社員がいきいきと働くことができるよう、健康推進体制を整え、心身の健康や多様な働き方など様々な観点で取り組みを推進します。オムロン エキスパートリンク株式会社
代表取締役社長 北川 尚
目的
当社は活力に溢れる職場からイノベーションを創出し、オムロングループの一員としてよりよい社会の実現に貢献することを目的に、「健康経営宣言」に基づき健康経営の実践に取り組んでいます。また、自らの取り組みを通じて得た知見を活かし、社会全体における健康経営の実践に貢献していくことを目指しています。
推進体制
健康経営戦略マップ
健康経営の推進にあたっては、経営課題の解決につながる健康課題を特定し、それらを解消するための手段や具体的取り組みに落とし込むため健康経営戦略マップを作成しています。健康経営戦略・ストーリーを明確にすることで、取り組みの実効性を高めています。
健康推進体制
オムロングループでは、従業員の健康への取り組みを中期経営計画におけるサステナビリティ重要課題の一つとして設定しています。具体的な取り組みは、執行会議で承認された年度目標や計画に基づいて進めており、内容や進捗状況の報告に基づいて、取締役会が監視・監督を行っています。健康経営担当部門は、産業医・産業保健スタッフといった専門職、健康保険組合と連携し、組織横断で目標達成に向けた課題解決への対応を進めています。当社は、オムロングループの健康推進体制に沿った活動を実行しています。
取り組み
1. 従業員の健康保持
オムロングループでは、心身の健康を向上することで、職場で集中力を発揮し、私生活も存分に楽しみ豊かな人生に直結する要素として、「運動」「睡眠」「メンタルヘルス」「食事」「タバコ」の5項目を、重点テーマ「Boost5」として選定し、各項目に指標を設定しています。当社では、指標達成3項目を目標に取り組み、2021年度は55%の社員が達成しました。
2. 働き方改革の推進
オムロングループでは、社員一人ひとりの健康の維持・増進と創造性の発揮・生産性向上を両立させ、個人と企業の持続的成長につなげていくため、働き方改革に取り組んでいます。この考えのもと、就業規則等を見直し、業務効率の向上に取り組んでいるほか、裁量労働制の導入やフレックスタイム制度の見直し、リモートワークを導入しています。当社では、社員がワークライフバランスのとれた毎日の中でいきいきと働き、失敗を恐れずチャレンジできる環境を整えることで、企業理念にある「ソーシャルニーズの創造」の実現を推進します。
3. メンタルヘルス支援
オムロングループでは、ストレスチェックに基づいた組織診断や職場ヒアリング、産業保健スタッフ等の支援による職場環境改善活動等を実施し、心身ともに健康な職場作りに取り組んでいます。当社の2021年度のストレスチェック受診率は97%でした。また、セルフケアの知識普及と実践促進のため、全社員を対象にメンタルヘルスセルフケア研修を行い、当社の2021年度の受講率は97%でした。
4. 喫煙対策
オムロングループでは2020年4月に、就業規則による就業時間内(昼休みを含む)禁煙を制度化しました。この「全社禁煙化」の開始に向けて、2019年度より段階的な環境整備に取り組みました。加えて、健康保険組合と連携した禁煙支援策として、全社禁煙イベント「卒煙マラソン」や禁煙外来補助等を行いました。これらの取り組みにより年々喫煙率は低下し、当社の2021年度の喫煙率は9%となりました。
5. 女性の健康
ヘルスリテラシー向上のため、当社は全社員を対象に「働く女性の健康応援セミナー」を実施しました。女性社員はもちろん、男性社員も女性特有の身体の仕組みや健康課題について理解を深め、参加者の82%が女性の健康に対する意識の変化があったと回答しています。
外部評価
オムロン エキスパートリンクは、経済産業省が日本健康会議と共同で、保険者と連携して優良な健康経営を実践している大規模法人を顕彰する「健康経営優良法人ホワイト500」に認定されました。