オムロンベンチャーズ株式会社は2024年で設立10周年を迎えます。設立以来、オムロンのコーポレートベンチャリングとして様々な取り組みを進めてきました。設立当初はアグリ事業推進の為、国内のアグリ関連のスタートアップへの出資を推進し、技術視点での起業を後押しする、コトチャレンジなどのアクセラレータプログラムの開催なども行ってきました。その後、投資エリアをシリコンバレーやヨーロッパなどグローバルに拡充し、また投資領域も既存の事業にしばられずに世界の最先端の活動にも投資するなどその幅を広げてきました。結果として、出資先は25社を超え、日本、アメリカ、ヨーロッパとグローバルな企業に出資をしています。また世界でスタートアップのエコシステムをリードするいくつかのVenture Capital FundにもLP投資を進めてきました。
2024年度からは、組織体制も刷新し、これまでの活動の知見を踏まえ、改めてコーポレートベンチャリング機能として、オムロンの既存事業、新規事業との連携を深めながら投資戦略を推進していきます。これまでの出資先や、LP投資をしているグローバルなVenture Capital Fundとも綿密に連携し、世界中のスタートアップとオムロンの事業の懸け橋となり、世の中にイノベーションを起こしていきます。
髙部 祥史代表取締役社長
新卒で、NECに入社し、北米向け半導体事業のセールス・マーケティングを担当。シリコンバレーを中心にハイテク企業との事業創造を推進。経営企画・事業企画に異動後は、スタートアップへの出資、ジョイントベンチャーの立ち上げ、ライセンス交渉等を推進。半導体のスタートアップであったシリコンバレーにあるMarvell .では、日本市場でのアカウントマネッジメントを中心に事業を推進。オムロン入社時は事業開発本部にて、構造改革、事業売却等に従事。2021年よりイノベーション推進本部にて戦略部門を担当。2023年12月よりオムロンベンチャーズ株式会社代表取締役を兼務。2024年3月末より現職。
慶應義塾大学商学部、卒業。MBA New York University Stern School of Business.