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2017年 オムロン インターンシップレポート

京阪奈イノベーションセンタでのインターンシップ生(6)

実習部門
(組込)WE
実習テーマ
制御機器のセキュリティ確保のための技術開発
インターンシップ生専攻
理工学研究科 電子システム専攻

インターンシップの感想・学びを教えてください。

今回のインターンシップ業務では、車載制御機器のセキュリティ評価の自動化を行い、自動車のサイバーセキュリティに関して学ぶことができました。具体的には、セキュアチームが昨年度作成したセキュリティゲートウェイECUのセキュリティ評価の一環として、ファジングテストと呼ばれるセキュリティテストを行いました。オムロンで初めて導入するファジング専用ソフトbeSTORMを用いて、昨年度に手動で実施していたファジングテストを自動化する環境を構築し、そのテスト内容を自動化することができました。このソフトは今までに社内で誰も使ったことのないツールで使い方がわからないことが多々あり、何度もつまずいてしまいました。しかし、社員さんやソフトの販売業者の方々に的確にアドバイス頂くことで、一つ一つコツコツと進めることができました。また、その評価環境を共有するために評価手順書を作成し、実際の業務の一部を行うことができました。誰もが読んで理解できるものを作る必要があるため、人に分かりやすく、そしてシンプルに作る必要がありましたが、はじめはなかなか上手く作成することができませんでした。特に、細かい言葉の表現一つをとっても誤解を生んでしまう原因になってしまうため、何度も同部署の方々にレビューを行っていただき、一週間かけて文書の作成をすることができました。今まで気にかけてこなかった細かい点にまで気を配れるようになれたので、今後研究活動や社会に出てからも役立てると感じました。

実習生(右)と実習指導者

オムロンについて感じたことを教えてください。

社員さんと私が業務内容に関して議論をする場面があり、その際に意見が少し異なることがありました。その際に、自分の思ったことをはっきりと述べてよいとおっしゃっていただき、変に気を使って自分の意見を押し殺したりすることなく、素直に意見することができました。