OMRON

Health Up Challenge!! 総務と保健師から始まった新たな挑戦
Health Up Challenge!! 総務と保健師から始まった新たな挑戦

オムロンでは健康活動の一環として、「GENKIプロジェクト」を始動、
全社員の90%以上が参加するウォーキングイベントを開催するなど、
会社全体で健康な身体でイキイキと働くための取組みを行っています。
各事業所単位でも独自の健康増進プロジェクトを実施、東京事業所では社員の健康意識の向上と
生産性向上を目標に新たな健康プログラムが誕生しました。

グローバル人財総務本部東京事業所 犬飼 明日香

グローバル人財総務本部東京事業所 犬飼 明日香

康意識を高めるために何ができるだろう?
社内コラボレーションが生み出す健康プログラム。

社員がいきいきと働ける職場を目指してこのプログラムを企画したのは、企業文化の創造を担当する総務部の犬飼と、保健師である星野と弓削の3人。「ここ数年、部門の中で働き方改革が進み、様々な担当者と意見を交わしてきました。そこで新たな意見を取り入れ、コラボレーションをして企画を行うことが増えました。」と語る犬飼。社員の健康意識を高めるために何ができるのか?それぞれの専門分野を活かしながらそれぞれの視点でユニークな取り組みに挑戦しました。

グローバル人財総務本部東京事業所 保健師 弓削梢

グローバル人財総務本部東京事業所 保健師 弓削梢

「ひっそりコース」!?「アピールコース」!?
選べる健康スタイル「Health Up Challenge !!」

「Health Up Challenge !!」は"脂質やBMIが高い人が多い"という東京事業所に在籍する社員たちの健康診断結果をもとに考えられた、社員の健康意識の向上を目指したプログラムです。保健師が中心となって作成した独自のモニタリングシートに体重と食事内容と運動を"毎日"記録し、記録データをもとに保健師のアドバイスを受けながら、それぞれ理想の身体を目指すというものです。健康なカラダづくりを実践し、イキイキと働きたい。参加の名乗りを上げたのは33名。3か月に渡る取組みを開始しています。
このプログラムの特長は保健師によるマンツーマンの指導が受けられることと、「ひっそりコース」「アピールコース」という2つのコースを設定したことです。「ひっそりコース」は参加していることを公にせず、保健師と本人の間で計画を進めていく。一方の「アピールコース」は自身の職場に参加表明をするとともに目標宣言も行い、周囲にアピールすることで職場の仲間がサポーターとなり応援してくれるというもの。
周りでみている社員たちも、参加者が変化していく様子を近くで見ているうちに、無意識に健康意識が高まっていくという効果も期待できます。「一見、個人単位に見えるこのプログラムですが、実は事業所全体、ひいてはオムロン全体の健康意識向上に広がっていくことを期待しています。そのような広がりこそが本来の目的といえると思います。」と犬飼。

チャレンジするだけではダメ。結果を出さなければいけない。

身で宣言することが、結果につながる。

「最初の面談では、参加を表明した動機や改善したいことを詳細にわたり聞かせてもらいました。そして、健康診断の結果とともに、食事や運動などの日々の生活習慣を振り返りながら、改善すべき項目を本人と一緒に確認しました。改善指導を交えながら、最終的には目標体重を設定し改善する取り組みについて宣言をしてもらいます。 取り組みを習慣化させ結果を出すために、関心度に合わせてアプローチを行い自己決定を促す目標設定の支援をしました。 その後もひとり一人に合った継続的な支援をしていきます。」と弓削。
このプログラムでは東京事業所に勤務する3名の保健師が参加者の一人ひとりにマンツーマンでアドバイスを行い、悩みや不安がある社員に対してはカウンセリングも実施しています。
「東京事業所には約700名の社員がいます。700名の社員に対して3名の保健師が常勤しているというのは一般的に非常に多い割合です。 他社での勤務経験を積んできて感じたことは、保健師の人数に余裕がないと、社員のみなさんへ1人1人に十分な時間をかけてフォローするのは現実的にとても難しい、ということ。その点、オムロンは保健師の人数が潤沢なこともあり、このプログラムはすぐにチャレンジできると思いました。また、新しいチャレンジに対して『やってみよう!』と受け入れ、後押ししてくれる企業風土があります。この企業風土があってこそ今回のような健康プログラムを実行することができたのだ、と思っています。」と話すのは星野。

オムロンにライザップがやってきた。

ライザップがオムロンにやってきた。
ライザップがオムロンにやってきた。
ライザップパーソナルトレーナー 盛一 紗季さん

1月上旬、「Health Up Challenge!!」の直前応援イベントとして、ライザップから講師を招いて「ライザップ健康セミナー」を開催しました。“健康意識向上!”と言われると、なんとなく取っ付きにくい感じがある。そこで、とにかく楽しく興味をそそるようなことを企画して、まずは“健康”を考えるきっかけづくりをしようと、既に他の事業所でも開催され社員からの評判もよかったライザップセミナーが企画されました。ライザップのパーソナルトレーナーからは、ダイエットに最適な食事や運動、メンタル面へのアプローチ方法まで具体的なアドバイスを得ることができました。セミナーには「Health Up Challenge!!」に応募した社員も含めて約70名が参加。注目度の高さが伺えました。

グローバル人財総務本部東京事業所 保健師 星野寛子

グローバル人財総務本部東京事業所 保健師 星野寛子

康意識の向上、その先に何があるのか。

「産業看護職の役割は、"健康な身体でいきいきと働けるように会社組織という集団とそこで働く社員一人ひとりを支援すること"です。その支援の先には社員一人ひとりのパフォーマンスの向上、ひいては会社全体の業績向上があります。社員のみなさんの健康状態を把握・分析し、今回のようなプログラムを立案し取組みを継続する…常にそのサイクルを回し続けていくことが使命だと思っています。」と星野。
健康管理が大切だと分かっていても取り組めないという人がたくさんいます。また、長年の食習慣が実は健康を害する要因だったということを知らずに過ごしているもたくさんいます。「Health Up Challenge!!」のような取り組みを通じて、社員に気づきを与え、健康意識の向上につなげていきます。

楽しみながら測ることを習慣化し、サポートを受けながら目標達成を目指す。総務と医療職が連携したことで生まれた「Health Up Challenge!!」。オムロン全体でこのような健康に関する取り組みがますます増加しています。そこには、お客様に対してより良い商品やサービスを提供するためには、まず私たちが健康でなければならないという考えがあります。オムロンは、これからも社員ひとり一人が心身ともに健康であり続けられる環境づくりを推進していきます。

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