インタビュアー
まずは自己紹介と、現在どのような業務に携わっているのか教えていただけますか?
先輩K
学生時代に読んだ漫画がきっかけで技術の道に進んだ私、先輩Kです。現在は家電メーカーにて、白物家電のモータ制御の設計開発を担当しています。ものづくりが大好きで「生涯、エンジニア。」を目指し、日々邁進中です。わからないことは調べ上げ、必ず形にするよう努めています。さらに、大手家電メーカーでは白物家電のソフトウェア設計にも携わっており、パネルの操作部分とそれに連動するモータ制御の開発を行っています。開発言語はすべてC言語です。
インタビュアー
ご自身の具体的な役割や、どのような工程を担当されているのかについて教えていただけますか?
先輩K
私の役割は多岐にわたります。例えば、プロジェクトの企画段階で「こういう機能を作ってほしい」という要望が上がると、その要望に応えるために、設計からコーディング、動作確認、テストまで一貫して行っています。企画を具体的な設計に落とし込み、実際に製品を作り上げていくプロセス全体を担当しています。
インタビュアー
そもそもエンジニアを志すようになったきっかけについてお聞かせいただけますか?
先輩K
少年漫画でロボットに夢中になり、ロボット作りへの興味が芽生えたのがきっかけです。高等専門学校(高専)へ進学し、学校の授業でC言語を使ってさまざまなものを制御する楽しさを実感。高専卒業後は、製造業の会社に入社し、映像機器などのソフトウェア開発に携わっていました。
インタビュアー
長年勤めた会社を離れ、転職を決断された経緯と、オムロンエキスパートエンジニアリングを選ばれた理由を教えてください。
先輩K
前職ではコロナ禍の影響で仕事がなくなってしまい、転職活動を始めました。家電の開発が好きで、製品設計ができる会社を探していたところ、オムロンエキスパートエンジニアリングの存在を知りました。面接で説明を受けた際に、自分の希望が実現できそうだと感じ、入社を決意しました。入社後は、とてもエンジニアファーストな環境であること、女性社員のサポートや社内の温かい文化、さらにはスキルアップの支援が充実している点に、働きやすさを強く感じています。
インタビュアー
仕事において、特に大切にしている信条は何でしょうか?
先輩K
依頼に対して「できません」と断るのではなく、どんなに難しい内容でも持ち帰って調べたり、本を読んだりして、なんとか要望を形にすることを心がけています。場合によっては、代替案を提案することも大切にしています。
インタビュアー
これまでのキャリアの中で、特に苦労された点や、達成感を感じた瞬間について教えていただけますか?
先輩K
最初の現場では、各商品ごとの専門用語や仕様、そして業界特有の文化を理解し覚えるまでの期間が大変でした。現場に派遣されて最初の2ヶ月は、かなりの苦労がありましたが、その分、実際に自分が作り上げた製品が店頭に並ぶ瞬間は、計り知れない達成感を感じます。実際、気に入った製品は自ら購入して使いこなすほどです。また、ひとつの機能や仕様を完成させるたびに、小さな目標を達成した喜びを実感しています。
インタビュアー
これからのキャリアプランや、モノづくりに対する情熱についてお聞かせいただけますか?
先輩K
自分のスキルアップのためには、常に最新の技術情報をチェックし、通勤時間を活用して本を読んだり、技術記事に目を通すことが大切だと考えています。また、仕事を通じて出会った仲間と定期的に集まり、情報交換や意見交換を行うことで、互いの成長を促しています。今後は、これまでの経験を活かしながら、モノづくりに携わるだけでなく、チームを作り、マネジメントに挑戦して若手の育成にも力を入れていきたいと考えています。単独での取り組みからチームでの協働へとシフトし、より大きなプロジェクトに挑戦していく所存です。
インタビュアー
最後に、業界全体に向けたメッセージをお願いします。
先輩K
この会社は「生涯、エンジニア。」のスローガンを掲げており、私もその理念に大きく共感しています。モノづくりは本当に楽しく、チームで働く中で大きな目標に向かって進む環境が整っています。また、女性エンジニアはまだ少ないため、より多様な人材が活躍できる場が広がることを期待しています。プログラミングは文章を書く感覚に近く、意外と入り込みやすい分野です。これからも、多様な視点を持ったエンジニアが活躍する未来を願っています。
技術は進化する。
私も進化する。
Entry エントリーはこちら